何が儲かっているのか、から可視化する。

手段の目的化 ― なぜ手を打っても変わらないのか

医療経営でいちばんよく見る失敗の型があります。

新患が減った → Instagramを強化しよう

これが「手段の目的化」です。なぜ新患が減ったのかを特定せずに、施策から入っています。

同じ型は、あらゆる場面で起きます。

売上が落ちた

→ とりあえず広告費を増やす

スタッフが離職する

→ とりあえず給与を上げる

予約が埋まらない

→ とりあえずクーポンを出す

すべて「症状」に対して「手段」を当てているだけで、原因をスキップしています。だから効かないし、効いても再現できません。

私たちが必ず通す順番

施策の前に、何が・どれだけ・なぜ足りないのかを特定します。

1. 問題を数字で定義する

To Be(目標)売上 月1,000万円
− As Is(現状)売上 月700万円
= 問題(GAP)月300万円の不足

2. 原因を分解する

売上は「新患数 × 客単価 × リピート率」に分解できます。どこにGAPがあるのかを特定します。

要素目標実績
新患数100人80人
客単価2万円1.7万円
リピート率2回1.6回

3. 課題を決める

「新患獲得数を月100人に戻す仕組みをつくる」——ここまで決まって、はじめて課題が成立します。

4. 施策を選ぶ

MEO・リスティング/SNS・口コミ強化/紹介・LP改善。課題が決まっていれば、施策は選べます。逆はできません。

支援内容

収益構造の可視化

メニュー別に、売上ではなく利益がどう出ているかを見ます。売れているメニューが儲かっているとは限りません。原価・人時・回転率まで見て判断します。

「原価」を材料費だけで見ているクリニックは少なくありません。しかし材料費だけでは、そのメニューが本当に儲かっているかは分かりません。人の時間や決済にかかるコストまで含めて、施術ごとの「本当の原価」を組み立て直すところから始めます。

これをやると、見え方がまったく変わることがあります。数字の上では儲かって見えていたメニューが実はほとんど利益を生んでいなかったり、逆に一見利益が薄いメニューが経営全体を支えていたりすることが分かります。単体の数字だけを見て「このメニューはやめよう」と判断すると、むしろ損をすることがあります。何と何を合わせて見るべきかを整理したうえで判断します。

また、医師・看護師の時間はクリニックにとって最も貴重で有限な資源です。粗利率だけでなく、時間あたりでどれだけ利益を生んでいるかという視点も加えて、どのメニューにスタッフの時間を優先的に割くべきかを判断します。

売価の中身の分解図。材料費だけを見ると原価が小さく見えるが、人件費・決済手数料まで含めた本当の原価を差し引いてはじめて本当の利益が分かる。 売価の中身を分解すると 材料費 人件費 決済 手数料 本当の利益 材料費だけを見ると… 本当の原価(材料費+人件費+決済手数料) ここまで差し引いて、はじめて本当の利益が見えてくる

問題定義と課題設定

上記の順番を、実際の数字で一緒に通します。ここが支援の中核です。

KPI設計と月次の数値把握

院長が毎月同じ形で経営を見られるようにします。必要に応じて税理士と連携します。

診療メニュー・価格の再設計

コンセプトと収益性の両面からメニュー構成を見直します。「本当の原価」が分かっていれば、その施術の価格が、かけている時間・担当者のスキル・材料費に見合っているかを検証できます。値付けの根拠を、相場や勘ではなく自院の原価構造から作り直します。

仕入・発注コストの最適化

薬剤・消耗品の仕入先や単価を品目ごとに洗い出すだけで、切り替えるべき仕入先が見つかることがあります。そのうえで、在庫の減り方から発注すべきタイミングを判断できる仕組みを作り、発注のたびにかかる無駄なコストや、期限切れで捨てているだけの在庫を減らします。仕入にかかる費用が売上に対して適正な水準かどうかも、月次で追える形にします。

仕入・発注の見直しサイクル。仕入先と単価を洗い出す、発注のルールを設計する、継続的にモニタリングする、を繰り返す。 仕入先・単価を 洗い出す 発注のルールを 設計する 継続的に モニタリングする 見直しは一度きりでは終わらない。回し続ける仕組みにする

こうした仕組みは、専門知識がなくても現場のスタッフが毎月同じ作業を続けるだけで回せる形に落とし込みます。仕組みが複雑だと、担当者が変わった瞬間に止まってしまうからです。

実行の伴走

決めた施策が動くところまで一緒にやります。提案書で終わりにしません。

進め方 ― いきなり大きな契約はしません

STEP内容費用
1無料クリニック経営診断(15問・5分)無料
2診断レポート送付(回答後48時間以内)無料
3初回面談(60分・オンライン可。売り込みはしません)無料
4PoC(任意。小さく試す)個別見積

なぜ「外から来た人間」が経営を語れるのか

私たちはもともと医療業界の出身ではありません。ものづくり・品質管理・IT・不動産といった異業種のバックグラウンドを持っています。

そのうえで、2021年に美容皮膚科クリニックを自ら共同で立ち上げ、4年以上運営してきました。医療業界の中にいると、「手段の目的化」も「構造的な歪み」も、当たり前の風景に見えてしまいます。外から来て、実際に一つ回した人間だからこそ、客観的に指摘できます。

よくある質問(FAQ)

数字の整理から手伝ってもらえますか。

はい。会計データや予約システムのデータが整理されていない状態からのご相談が多いです。まず見える形にするところから始めます。

税理士に頼んでいる部分と重なりませんか。

重なりません。税理士は税務・会計を、私たちは経営判断のための数字の読み方と施策の実行を担当します。必要な場面では税理士と連携します。

すぐに売上は上がりますか。

お約束はしません。まず問題が数字で定義できていない状態だと、施策の効果も測れないためです。定義と可視化を先に行い、そのうえで優先度の高い施策から着手します。

どのくらいの期間が必要ですか。

課題によります。まずPoCとして1つの課題に絞り、短期間で効果を確認してから本格導入を判断していただけます。

分院展開や法人化の相談もできますか。

できます。成長期・成熟期の投資判断や、分院の収支計画策定も支援範囲です。税務が絡む部分は税理士と連携します。

まずは5分の経営診断から

15の質問に答えるだけで、経営の歪みがどこにあるかがわかります。診断・レポート・初回相談まで、すべて無料です。

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