継承の相談を受けたとき、最初に聞かれるのはたいてい「いくらで売れますか」です。
しかし価格は勘や相場観で決まるものではありません。医療法人のM&Aでは「時価純資産+営業権法」という、決まった計算式にもとづいて算定されるのが一般的です。
ここで重要なのは、正常利益の計算では院長の実際の報酬をそのまま使わず、後任が入った場合の標準的な報酬に置き換えて計算し直す、という点です。院長個人の腕に依存して生まれている利益は、標準報酬に置き換えた瞬間に目減りします。逆に、業務フローが整理され、院長が抜けても利益が残る状態であれば、その分だけ超過利益が積み上がり、営業権として評価されます。
バランスシート上の資産・負債を時価に洗い替えた金額。院長個人の頑張りとは関係のない、いわば土台の価値です。
院長の報酬を標準的な水準に置き換え、一時的な損益を除いて計算し直した利益。院長依存度が、ここに直接反映されます。
正常利益が、投じている資産規模から一般的に期待される利益をどれだけ上回るか。その差と持続年数で評価されます。
この計算はすべて実際の数字にもとづきます。数字が第三者に説明できる形で整理されているかも、評価の前提になります。
承継の準備とは、突き詰めれば「院長の報酬を標準水準に置き換えても利益が残る状態」を作ることです。だから継承の準備は、承継を決めるより前から始まっています。
親族内で継ぐのか、スタッフに継ぐのか、第三者へ譲るのか。それぞれで準備すべきことが違います。まず前提を整理します。
院長依存を減らし、引き継げる状態に近づけます。標準報酬に置き換えても利益が残る状態を作ることが、そのまま評価額の向上につながります。
条件面だけでなく、承継後にクリニックとスタッフがどうなるかを含めて判断できるよう支援します。M&Aの実務手続き・税務については、提携する専門家と連携して進めます。
引き継いだ後こそ本番です。新院長のブランディング、患者の離脱防止、既存スタッフとの関係づくりまで伴走します。
※ M&A仲介業務・税務業務そのものは、提携する専門家が担当します。私たちは経営側の意思決定を支える立場として、その前後を一貫して支援します。
| STEP | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1 | 無料クリニック経営診断(15問・5分) | 無料 |
| 2 | 診断レポート送付(回答後48時間以内) | 無料 |
| 3 | 初回面談(60分・オンライン可。売り込みはしません) | 無料 |
| 4 | PoC(任意。小さく試す) | 個別見積 |
九州エリアのクリニック(非公開)を、2023年から現在まで継続して支援しています。
重要な意思決定のレベルまで関与しています
紹介して手数料をいただいて終わり、という関わり方はしていません。
まだ承継するか決めていない段階でも相談できますか。
できます。むしろその段階のご相談が最も価値が出ます。承継する場合もしない場合も、院長依存を減らす整備は経営改善そのものだからです。
買い手を探してもらえますか。
買い手の選定と交渉の支援を行います。M&Aの仲介実務・契約手続きについては提携する専門家と連携して進めます。
医院の価格はどうやって決まりますか。
医療法人のM&Aでは「時価純資産+営業権法」という手法で算定されるのが一般的です。バランスシートを時価に洗い替えた金額に、院長の報酬を標準水準に置き換えたうえでの超過収益力(営業権)を加えて評価します。実際の算定は提携する税理士・M&A専門家が行い、個別性が高いため、初回面談で現状を伺ったうえでご説明します。
スタッフに継承のことを知られたくないのですが。
情報の扱いは最優先で設計します。どの段階で誰に伝えるかを含めてご相談ください。
継いだ側の立場でも相談できますか。
できます。承継直後の集患維持・新院長のブランディング・既存スタッフとの関係づくりは、私たちが実際に伴走してきた領域です。